生ビール(ドラフトビール)とは?その意味を解説
生ビールとは、パッケージングの際に熱処理を行わず出荷するビールのこと。別名で、「ドラフトビール」とも呼ばれる。
生ビールが普及する前までは殺菌のために熱処理が行われていたが、現在では醸造技術の向上により、熱処理を加えなくても殺菌できるようになり、生ビールが普及した。
熱処理されたビールは成分が変化することで苦味や酸味が強いが、生ビールは適度な酸味と苦味が特徴で、後味がすっきりしてフレッシュ感が漂う。
商品名として謳っているブランドもあるが、現在醸造されている大手メーカーのビールは、缶でも瓶でもこの生ビールである。
なお、各国によって定義は異なり、ベルギーやドイツなどのビールの本場では、熱処理なしに加え、無ろ過で酵母が入りのビールが、生ビールの条件となっている。