トラピストビールとは?その意味を解説
トラピストビールとは、修道院ビールの一種であり、主にトラピスト会修道院で醸造されるビールのことを指す。
トラピストビールは、上面発酵のエールビールであり、アルコール度数が9~11%と高めである。濃厚な風味と強い酸味が特徴で、瓶内で二次発酵させるため、瓶の大きさや開栓時期によって味わいが異なってくることも特徴。
修道院ビールの中でもトラピストビールと名乗ることができるのは、次の3つの条件を満たす必要があると明確に定義されている。
これらの条件を満たしていない修道院ビールは、「アビイビール」と呼ばれ、トラピストビールとは区別される。
2019年時点、トラピストビールを醸造している修道院は世界に12ヶ所ある。なお、日本にもトラピスト会修道院は存在するが、トラピストビールは醸造していない。