ヴァイツェン(ヴァイスビア)とは?その意味を解説
ヴァイツェンとは、原料として使う麦芽を、一般的に使われる大麦麦芽に加え、小麦麦芽を50%以上の割合で使用して造られる、上面発酵のエールビール。
小麦を多く使用しているので苦みが弱く、さらにエール系のフルーティーな風味も合わさることで、バナナに近い香りが特徴。ビールが苦手な人でも飲みやすいスタイルで、控えめな酸味とのど越しが爽快なスタイルである。
発祥地のバイエルンでは、「白ビール」という意味の「ヴァイスビア」と呼ばれることもある。
なお、一般的に「ヴァイツェン」というと、酵母をろ過していない濁りのある白色の「ヘーフェヴァイツェン」を指すことが多い。
酵母をろ過した透明色の「クリスタルヴァイツェン」、焙煎した大麦麦芽を使った濃い色が特徴の「デュンケルヴァイツェン」など、多数のサブスタイルが存在する。