リアルエールとは?その意味を解説
リアルエールとは、イギリスの伝統的な製法で造られるエールビールのこと。
通常のエールは、一次発酵が終わると貯蔵タンクに移し、そこでの二次発酵による熟成後、樽や瓶に詰められる。
それに対して、リアルエールは、一次発酵後のビールをそのまま樽に移して出荷するという形で製造する。
酵母を取り除かない無ろ過方式なので、樽の中で生きた酵母によって熟成が行われ、開栓する時期によって味わいが異なることが特徴的。管理方法によっても品質に大きな差が出やすい。
また、酵母を取り除かないことから、通常のビールよりも濁っており、酵母の酸味や濃厚なコクが漂う。
さらに、リアルエールは、ほぼ無炭酸であることが普通のビールとも大きく違う特徴である。そのため、クリーミーな口当たりとまろやかな味わいを楽しむことが出来る。