修道院ビールとは?その意味を解説
修道院ビールとは、修道院で製造されるビールのことであり、 紀元初期のヨーロッパが発祥である。
当時のヨーロッパでは、水由来の伝染病が流行っていて煮沸したビールが安全と考えられていたり、断食の際に水分補給と同時に栄養補給もできるということで、水の代わりの飲料として普及し、修道院でも保存の効く飲み物としてビールが振る舞われるようになった。
上記のような背景から、アルコール度数は高めのものが多い。また、薬としても位置づけられていたため、栄養価の高い原料が使われ、味わいも濃厚なのが特徴。
修道院ビールの中にもいくつか種類があり、トラピスト会修道院が製造するものを「トラピストビール」、その他の修道院の伝統的手法で醸造されるビールを「アビイビール」と呼ぶ。