スタウトとは?その意味を解説
スタウトとは、ローストして黒くした大麦またはモルトを使用し、上面発酵で造られたビールスタイル。
アイルランドの有名なビール会社であるギネスビールが、ポーターを改良してアルコール度数を高めにしたビールが起原である。
黒くした大麦またはロースト麦芽を使うため、真っ黒な色が特徴的。ロースト風味の濃厚な味と香りが特徴的で、香ばしいナッツやカカオの風味に近い。クリーミーな泡が立ちやすく、モルトの強い苦味が後味として残る。
スタウトは「強い」という意味であり、初期の「ドライスタウト」が代表的だが、他にもいろんな要素を強くしたものがあり、アルコール度数を強くした「インペリアルスタウト」、乳糖を加えて甘みを強くした「ミルクスタウト」など、多数の種類が存在する。
なお、このように一般的にはスタウトの定義が曖昧なゆえ、日本では、
第4条 (4) スタウト
濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が 濃く、香味の特に強いビールでなければ、スタウトと表示してはならない。
と、法律上で決められている。