聖杯型グラスとは?その意味を解説
聖杯型グラスとは、足つきのボール型の形状をしたビールグラス。キリスト教の儀式に使われる聖杯の形をしていることから名付けられている。
ビールの香りを感じやすくさせるために、飲み口は広くラッパ状になっていることが一般的。ただ、香りを閉じ込めるため、飲み口がやや狭いタイプの聖杯型グラスも普及している。
この聖杯型グラスは、シメイ、オルヴァル、ロシュフォールのような修道院ビールを飲む際によく使われる。
また、ずっしりと重く、そして傾けづらくなっており、ビールを一気には飲めないように設計されていることから、ベルギーエールなどのアルコール度数が高いビールを飲む際にも適したグラスである。
この聖杯型グラスの中には、 ビールの泡立ちをきめ細やかにするため、グラスの底にあえて傷がつけられているものも存在する。
なお、同じ聖杯型として扱われるが、通常の聖杯型グラスよりもグラスの厚さが薄いタイプのものは、ゴブレットグラスと呼ばれる。