ビールメーカーの競合激化、小規模店にも波及…小型サーバー続々 …
キリンビールやサントリーが、業務用ビールで小規模の飲食店の開拓を強化している。ビール大手にとっては居酒屋チェーンやビアホールなどの大型料飲店が主戦場だが、コロナ禍を経て飲酒がメーンではないラーメン店やカフェ、個人店などの需要を取り込む。キリンは3リットルの小容量サーバーを2023年に2万店に導入する計画が、月内での達成が確実になった。サントリーは350ミリリットルの缶ビールから“生ビール”のように抽出する新型サーバーで攻勢をかける。(編集委員・井上雅太郎)