「第三のビール」低調…酒税改正で変化するビール市場

ビール大手4社が発表した2023年上期(1―6月)のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の合計販売数量は、前年同期比1%減と2年ぶりにマイナスとなった。新型コロナウイルス感染症の「5類」移行で外食中心に業務用(瓶・樽)が堅調な一方で、家庭用は低調になっている。ただ、10月のビール類の税制改正を踏まえてビールにシフトする傾向も強まり、同カテゴリーは同6%増と1992年の統計開始から初めて2年連続のプラスとなった。(編集委員・井上雅太郎)

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