地球温暖化、ビールの味が変わる前に 品種改良や技術開発急務

地球温暖化は、世界の農作物の生産現場で品質低下や収量減といった被害をもたらし、今後深刻化が懸念される。影響を受けるのは酒の原料も例外ではなく、ビール業界はホップの品種改良や栽培技術の開発を急いでいる。
北海道中央部の上富良野町にあるサッポロビールの研究ほ場では、新品種の「親」となりうる数千種類ものホップを栽培する。夏には高さ約5・5メートルに育ち、淡い緑色の「球果」を実らせる。この球果がビール特有

続きを読む