時空を超えて

基本情報

ビール名 時空を超えて
スタイル
評価
3.7
ABV 5%
IBU 22
生産状態 生産中
説明 ユニークなコラボレーションをBETと行いました。 BETは日本で有数の醸造設備・原材料を取り扱っている会社です。
どんな風にユニークかと言いますと第一に、私たちの造ったスタイルはかなり伝統的なもので、現在の醸造の世界からは一部なくなりつつあるものです。 ドイツのケルンという地域でビールと言えばケルシュを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、ケルシュが一般的になる前は、少量の小麦モルトで醸造したWiessというスタイルが、皆のグラスを満たしていました。 ケルンでも現在このスタイルのビールを一般的に造ることはないようです。 現存する記録や再現されたビールによると、小麦由来の軽くて爽やかな特徴に焦点を当てていますが、ケルシュのようにキリっとした特徴もあります。 留意していただきたいのが、今回仕込んだ”Wiess”というスタイルは”Weiss”とはまた違うスタイルです(Weissとは50%以上の小麦と、強力な果実香やフェノール香を生み出す菌株を使用して造るドイツ南部のビールです)。
第二に、今回の仕込みは、このWiessというスタイルそのものと同じくらいかなり伝統的なものでした。 この仕込みは勉強の機会であり、設備や工程だけでなく、原料にも焦点を当てています。 100%ドイツ産のものを使用しており、麦芽はピルスナーモルト、小麦モルト、マッシュのpHを調整するためにサワーモルトを少し加えています。 ホップはSpalterという1538年に商標登録された世界最古の栽培品種のものを使用しています。 酵母はWhite Labsの“The Vault”からの特別な株であり、今回の醸造用に特別に培養したものを使用しました。 この京都で、ケルンの水も再現して仕込みに臨みました。
伝統といえばもう一つ、今回初めてナチュラルカーボネーションを試してみました。 現在ほとんどの醸造所では、精製された炭酸ガスを使用したカーボネーションが行われています。 ナチュラルカーボネーションはコントロールが難しく、時間がかかり、オフフレーバーがビールに残りやすいのです。 発酵中にできた二酸化炭素だけでガスを付けるというのはなかなか難しいですが、より手造り感があるというか、そして香りの質が向上していたのが嬉しく思いました。 最後に、ドイツで醸造に使われていた古い銅のケトルに倣って、銅のパイプを煮沸中に加えてみました。

ブルワリー情報

写真ギャラリー

飲んだ人のコメント

4.3

これ最高でした

4.0

BBの日付の後でも素晴らしい味がします。早く試すべきだった

4.0

良い感じの小麦ビアー🍺

3.8

伝統的なヴィースのレクリエーション、今ではほとんど忘れ去られたスタイル。ケルシュが主力醸造になる前は、ケルン周辺で非常に人気があったようです。ここに私のYouTubeレビューがあります:https://www.youtube.com/watch?v=5COp2gqDDts&t=416s

4.3

シグネチャーシャープなフレーバースナップを組み込んだラブリーワイス。

3.8

アロマはフローラル、フルーティー
白葡萄や桃、シトラスなど豊か
少し時間が経つとブレッドも感じた
口に含むとフルーティーなアタック
そして、ハーバル、青リンゴ感
ミネラルっぽい苦味も感じる
甘味はケルシュより強めだけど
旨味の質に加えて酸味のバランスが良く
甘ったるくは感じない
苦味はシャープでキレが良い
総じて前回より良好に感じた
気のせいじゃないはず

2.5

プレマルのように。

0.0

10/30。 Wiess(ヴィース)というスタイルらしい。 最初はセゾンのようなフルーティでイースティな風味が広がり、後味にパンのようなやや乾いたような香りが鼻を抜けていく共に、旨味のような成分を舌に感じる。 不思議と余韻は短く、ドライなフィニッシュ。 セゾンとケルシュを混ぜてキレを良くしたような味わい。 面白い。

3.3

小麦由来の甘さと風味、優しい酸味、セゾンとケルシュの中間的なイメージ。 飲みやすい。

4.0

ハチミツを加えたような味。 優しい甘味と、爽やかなサワーの刺激。 ユニークな味だが気に入った。

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