第9回ビール1本なら…聞こえた「悪魔」のささやき 険しい断酒の …

私(55)がアルコール依存症からの回復をめざす道のりは、平らではない。
記者として復職してから2カ月ほどした2018年1月、取材後に猛烈に酒を飲みたい気持ちが湧いてきた。
取材が思ったほどうまくいかなかったことで、「うまく記事にできるかな?」と急に不安に駆られた。
千葉県内の取材先から最寄りの駅に戻る。赤いちょうちんがないか、周囲を見渡した。
しかし、工場群に近い駅周辺には、飲み屋はなかった。

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