比ビール大手のサンミゲル、インフラで勝負

【マニラ=遠藤淳】フィリピン最大財閥のサンミゲルが成長に向けて勝負に出る。首都マニラの近郊で巨大空港を近く着工。総額7350億ペソ(約1兆6千億円)を投じ、祖業のビールからインフラ関連事業への傾斜を一段と強める。剛腕で知られるラモン・アン社長(67)の強気の姿勢は新型コロナウイルス禍でも揺らがないが、ワンマン体制のリスクもささやかれる。サンミゲルは15日に開かれた公聴会で、新空港の予定地の海岸

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