【酒場で話せる麦酒史(2)】アサヒビールしか置いていなかった …

キリン、サッポロ、アサヒの3社は明治期にドイツからビールを学んで事業を始めた。3社に対しサントリーは、デンマークのカールスバーグの生ビールを原点にした点が違っていた。
ビール事業参入の準備段階だった1961年、この年の5月に第二代社長に就いたばかりの佐治敬三は、9月に記者会見を開き「ビール進出」を発表。直後には、スタッフを伴いドイツやベルギー、デンマークをめぐり、100種ものビールを次々と試飲する

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